暗黙的なコンテキストのロード機能の設定は、プロジェクト内のすべてのジョブで使用できるようにプロジェクト設定で行うこともできますし、特定のジョブのみに適用されるようにジョブビューで行うこともできます。
次の例では、特定ジョブの[Job] (ジョブ)ビューで、暗黙的なコンテキストのロード機能を設定する方法を示します。機能を複数のジョブで再利用できるように設定するには、メニューバーからを選択して、[Project Settings] (プロジェクト設定)ダイアグボックスを開き、の順に選択して、[Implicit tContextLoad] (暗黙的なtContextLoad)チェックボックスをオンにし、以下のステップ2から6に従って、パラメーターを設定します。次に、[Job] (ジョブ)ビューで[Use Project Settings] (プロジェクト設定の使用)チェックボックスをオンにして、ジョブに設定を適用します。
Procedure
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[Job] (ジョブ)ビューで、縦に並んだタブの[Extra] (追加)を選択し、[Implicit tContextLoad] (暗黙的なtContextLoad)チェックボックスをオンにして、ジョブで明示的にtContextLoadコンポーネントを使うことなくコンテキストをロードするようにします。
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コンテキストパラメーターのロード元を選択します。コンテキストソースは、2カラム構成のフラットファイルでも、2カラム構成のデータベーステーブルでも構いません。このユースケースでは、データベース接続情報をデータベーステーブルに保存しているので、[From Database] (データベースから)オプションを選択します。
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データベース入力コンポーネントの基本設定を定義するように、データベース接続情報を定義します。
この例では、すべての接続パラメーターをこの特定のジョブに対してのみ使用するので、[Property Type] (プロパティタイプ)リストから[Built-In] (組み込み)を選択して、接続情報を手動で入力します。
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[Table Name] (テーブル名)フィールドに、[Context] (コンテキスト)ビューで定義したdb_connectionというコンテキスト変数を入力します。これで、ジョブの実行時にコンテキストパラメーターを動的にロードするデータベーステーブルを選択できるようになります。
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データベーステーブルからすべての接続情報を無条件でフェッチするため、[Query Condition] (クエリー条件)フィールドは空白のままにします。
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[Print operations] (操作の出力)チェックボックスをオンにして、ジョブの実行時にロードされるコンテキストパラメーターがリスト表示されるようにします。