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マルチスレッド実行機能を使ったジョブの並列実行

このユースケースでは、前述のユースケースである出力ストリーム機能を使用をベースにして、マルチスレッド実行機能を使って2つのジョブを並列実行し、テスト環境と本番環境の両方で同時に従業員情報を表示する方法を見ていきます。処理データが大量である場合は、この機能により、Talend Studioのジョブ実行パフォーマンスを大幅に改善できます。

詳細は、 並列化を使ってジョブパフォーマンスを最適化をご覧ください。

複数のコンテキストの従業員データを読み込むようにジョブを設定

Procedure

  1. [Repository] (リポジトリー)ツリービューで、ユースケースである出力ストリーム機能を使用で作成したジョブを右クリックして、コンテキストメニューからDuplicate] (複製)を選択します。次に、[Duplicate] (複製)ダイアログボックスに新しいジョブ名のemployees_testingを入力し、[OK]をクリックします。
    [Duplicate] (複製)ダイアログボックスのスクリーンショット。
  2. 新しいジョブを開いて、コンポーネントに、それぞれの役割に基づいたラベルを付けます。
    Designerでのジョブのスクリーンショット。
  3. このステップを繰り返し、employees_productionという名前のジョブをもう1つ作成します。
    Designerでのジョブのスクリーンショット。
  4. 両方のジョブの[Context] (コンテキスト)ビューで、db_connection変数を削除します。
  5. ジョブemployees_testing[Job] (ジョブ)ビューの[Extra] (追加)タブで、データベース設定の[Table Name] (テーブル名)フィールドにdb_testingと入力し、ジョブemployees_production[Job] (ジョブ)ビューの[Extra] (追加)タブで、[Table Name] (テーブル名)フィールドにdb_productionと入力します。
    ジョブの追加パラメーターのスクリーンショット。

ジョブを並列実行するように親ジョブをセットアップする

Procedure

  1. 新しいジョブを作成し、デザインワークスペース上で2つのtRunJobコンポーネントを追加して、各コンポーネントにその役割に基づいたラベルを付けます。
    Designerでのジョブのスクリーンショット。
  2. 最初のtRunJobコンポーネントの[Component] (コンポーネント)ビューで、[Job] (ジョブ)フィールドの横にある[...]ボタンをクリックして、実行するジョブとしてemployees_testingを指定します。
  3. もう一つのジョブemployees_productionを実行するように2番目のtRunJobコンポーネントを設定します。
    コンポーネントの基本設定のスクリーンショット。
  4. [Job] (ジョブ)ビューの[Extra] (追加)タブで、[Multi thread execution] (マルチスレッド実行)チェックボックスをオンにして、[Multi-thread Execution] (マルチスレッド実行)を有効にします。

ジョブを実行

Procedure

  1. [Ctrl] + [S]を押して各ジョブを保存します。
  2. 親ジョブで、F6を押すか、[Run] (実行)ビューの[Run] (実行)をクリックして、子ジョブの実行を開始します。

    子ジョブが並列実行され、両方のデータベースから従業員データが読み込まれ、コンソールにデータが表示されます。

    ジョブの実行に成功した後のコンソールのスクリーンショット。

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