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ファイルをバッチで移動/コピー/名前変更する

このシナリオは、ディレクトリー内のファイルをバッチで移動、コピー、名前変更する方法を示しています。

この目的のために、tFileListとtFileCopyという2つのコンポーネントが使われます。tFileListコンポーネントは、ディレクトリー内のファイルを反復処理し、各ファイルに関する情報(ファイル名やファイルパスなど)をtFileCopyコンポーネントに渡します。tFileCopyコンポーネントは、tFileListコンポーネントから受け取った情報を使って、ファイルの移動、コピー、名前の変更を1つずつ行います。
tFileListとtFileCopyを使用するジョブ。

手順

  1. 新しいジョブを作成し、tFileListコンポーネントとtFileCopyコンポーネントを追加するには、その名前をデザインワークスペースに入力するか、[Palette] (パレット)からドロップします
  2. Row > Iterateリンクを使用して、tFileListをtFileCopyに接続します。
  3. tFileListをダブルクリックして、[Basic settings] (基本設定)ビューを開きます。
    tFileListの[Basic settings] (基本設定)ビュー。
  4. [Directory] (ディレクトリー)フィールドで、反復処理するディレクトリー(この例ではD:/Input)を参照するか、入力します。
  5. tFileCopyをダブルクリックして、[Basic settings] (基本設定)ビューを開きます。
    tFileCopyの[Basic settings] (基本設定)ビュー。
  6. [File Name] (ファイル名)フィールドで、Ctrl + スペースを押してグローバル変数リストにアクセスし、リストからtFileList_1.CURRENT_FILEPATH変数を選択して、このフィールドに((String)globalMap.get("tFileList_1_CURRENT_FILEPATH"))と入力します。
  7. ディレクトリーを参照して宛先ディレクトリーを設定するか、[Destination directory] (宛先ディレクトリー)フィールドにディレクトリーへのパスを入力します。
  8. 次の操作の1つを行います。
    • ファイルを移動するには、[Romove source file] (ソースファイルを削除)チェックボックスをオンにし、他のオプションはそのままにします。
    • ファイルをコピーするには、[Romove source file] (ソースファイルを削除)チェックボックスがオフであることを確認し、他のオプションはそのままにします。
    • ファイルの名前を変更するには、宛先ディレクトリーがファイルの現在のディレクトリーであることを確認し、[Rename] (名前の変更)オプションを選択し、[Destination filename] (宛先ファイル名)フィールドにファイルの新しいファイル名を入力して、[Remove source file] (ソースファイルの削除)オプションを選択します。次の図に示す例では、ファイル名の前に文字列renamed_を付けて、ファイル名を変更しています。
    [Basic settings] (基本設定)の操作。
  9. Ctrl + Sを押してジョブを保存し、F6を押して実行します。
    宛先ディレクトリーで移動またはコピーされたファイルを確認したり、ソースディレクトリーで名前が変更されたファイルを確認したりできます。
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